胸につけてるマークは造反 -4ページ目

老いた

「旅立ちの日に」を聞いて泣く…

おいしくてつよくなる

昨日コジ女新年会の後、久々に田中さんちに泊まった。朝ごはんはホイコーローとエビチリ。うめー。

昼から歩いて神代植物公園と深大寺に。調布万歳。

ガイドさんにもらってどんぐりなど食べる。香りがよくて存外においしい。気分は縄文。

ムクロジの実ももらった。透き通った飴色できれい。

そういえば蝋梅もツルツルしてきれいだった。

温室の食虫植物と芝生広場のでかいススキみたいなのはおおいに盛り上がる。

バラソフトクリームは青臭くて私はちょっと・・・。

深大寺のそばパンはおいしかったなあ。

参道近くの花屋で、ラナンキュラスと白梅の鉢植えを購入。1800円。格安。

夕飯に田中さんが豚汁をつくってくれた。味噌が美味。


三度目の

風邪。また風邪引いた。この冬三回目…何故だ。


花を踏んでは同じく惜しむ少年の春

明日は岩さんの結婚式か…。

月末までに論文書かなきゃ…。



■サンライズ

映画のダイナミズムの醍醐味という感じ。

決して嫌いではないが、しかし好きかと言われると微妙…。

基本的にメロドラマとかには点が辛い小生。(ファスビンダーとか)

↑田舎者の感性だな…松尾スズキ的な

O Wandern, Wandern, meine Lust, o Wandern!

イオセリアーニの『素敵な歌と舟はゆく』という映画の中で、主人公ニコラの母親が毎晩パーティーで歌を披露しているのだが、その歌がどうも気になっていた。

んで、ネットで調べたらシューベルトの『美しき水車小屋の娘』という作品集の「さすらい」という歌だった…改めて聞くと、すごくいい!! 

音楽不感症の私でも楽しくなっちゃうほどだ。いい曲。

暴力は連鎖する

むまれてはじめてバッティングセンターに行った。

音がすごい。ビビる。音で殺されるかと思った。

なんて野蛮な空間だ…南無阿弥陀仏。

でもこれ、たぶん犯罪抑止になってるのだろうなあ。

私は打ってないからなんとも言えんが…。

映画

■最高殊勲夫人

パッケージの表紙の写真が最高にいい!!

これだけで楽しい映画だと約束されたようなもんでしょう。

ってか川口浩って俳優だったんだ…そういえば市川昆の『満員電車』にも出てたなあ…。ちょっとニノに似てる。


■獣人

ジャン・ギャバン!!!ジャン・ギャバンに萌えるための映画。

しかしそれを抜きにしても、この映画すごく好きだ。なぜかわからんが…。

汽車のシーンもすごくいいし。

それにしてもジャン・ルノアールの映画は、華やかな舞台の裏で何かが進行しつつある…というのがよくある。切り替えがとてもうまい。


■突撃!OCとスティッグス お笑い黙示録

どーせ中年男性の売れない漫才師みたいなコンビが活躍する映画なんだろう…と思ったら、なんとイケメン少年二人が主役という青春映画。

修二と彰ってこれを意識してるのでは(最後の転校も)…まあ話もこっちのほうが断然好きだけど。ばかばかしくて。核シェルターで花火戦争!


■エロ将軍と二十一人の愛妾

これは傑作。鈴木則文すげえ!偉大!

前半ただのエロコメかと思ったら、後半にああ雪崩れ込むか!!

葵の紋をずたずたに切り裂くとこなんか、もう…もう…涙涙。

最終的に搾取されるのは、やっぱり女と農民っていう…。

しかし、それ以上に言いたいのは…池玲子!!!!!

世の中にあんないい女がいるもんなのか!!!!!???

顔から声から体から何から何まで、素晴らしい…。

男でなくてもあれは一発お願いしたい。死んでもいいから。


■偉大なるアンバーソン家の人々

家族の解体という事象が、あまりにも密やかにすばやく起こることにびっくりした。

何が決定的なきっかけかもわからずに、ダンスパーティーやってたと思ったら、もう家が抵当に…。

大事なことはいつのまにか前触れもなく静かに起こる。

当たりばかり引いててこわい…


■鮮血の美学

単なるB級スプラッタかと思いきや、すべてが巧みでえもいわれぬ優美さを醸し出している。傑作。

音楽のかけ方もうまい。ユーモアもあるし哀愁もある。

17歳の強姦殺人された娘の両親が、偶然家に立ち寄った殺人犯たちに襲い掛かる!!という宣伝文句だったから、さぞかし容赦無用の残虐ファイトが展開されるんだろうなあと思っていたら…何と深みのあることよ。

ちょっとホームアローンっぽいよね。


■ある殺し屋

何がいいのかわからなかった…ので続編の「鍵」も見てない…。

ザ・男の美学系。


■決闘高田の馬場

板妻がカッコイイ…。「一番星、きぃえた」は粋すぎる名言!!

ああいう身体捌きってもう見られないんだろうなあ。


■素敵な歌と船は行く

うわーとってもいい映画だよこれは!

常に動物と歌が出てくる。

私もニコラみたいに高校生活(たぶん)を過ごしたかった…。


■暗殺のオペラ

中高生のとき見てたら、周囲に薦めまくっていただろうと思われる。

いやーでもオチはともかく、あの悪夢のような映像の怖さといったら…!!

こんなに悪夢に近い映像を見たのは初めて。生生しすぎる。

ってかシンメトリーって怖いよな…。

立ち話している男たちの背景でアトスが自転車引いてトンネル通るとことか…。トラウマになりそう。美しくもあるけど。

あとリンチシーンのジュリオ・ブロージ(アトス)がヤバイくらいエロすぎる。性的。

アリダ・ヴァリは怖いだけだけど…(でも靴をポンポーンと脱ぎ飛ばすのは可愛かった)


!!!!????

すごい映画を見てしまった…しかも2本も続けて…。

これは…本当に呆然とするしかない…。



■血みどろの入江

画面が暗くて何が起こっているのかよくわからなかった…。

しかし耽美!! しかしあの最高にナイスな結末!!!

夜なのに空が夜明けのように明るくて時間軸がよくわからないのも魅惑的。

この監督のは一生かけて大事に大事に全部見ようと思う。大好き。


■続・荒野の用心棒

これは…凄い…。見ている途中も頻繁に「!?」となった…。

とにかく唖然とするくらい物凄いインパクトを持っているとしかいいようがない…。

ヤウス流に言うなら「期待の地平」が上映中何度も何度も裏切られる感じ。

主人公のジャンゴが棺桶をひきずってくる冒頭から妙だし…その棺桶にアレが入ってるのも妙だし…ああいう展開になるのも妙だし…

ジャンゴの過去も考えてることも結局よくわからんし…顔がどんどん黒くなってくのも変だし…

しかもこの奇妙さがすべていい方向に流れて、結果的に傑作になっているのがすごい。

ジャンゴがイーストウッドみたいに無傷で余裕たっぷりじゃないのもいいしなあ。

ちなみに「荒野の用心棒」の続編ではない。



金がない

本当に昌也たん並にお金が無い…。(所持金数百円)

ので、フィルムセンターはおろかツタヤにも行けないので毎日図書館でビデオやDVDを見て凌いでいる有様…さすがにもうデカイ画面で見たい…。


■ペイルライダー

クールだなあ…。仕事人だか仕掛人のような殺しだった…。

『荒野のストレンジャー』のペラさというか安っぽさのほうが好きだが。(建物とか)

てか親子どんぶりって初めて見た。うへー


■生きるべきか死ぬべきか

見始めて数秒で既視感に襲われ、4年前に既に見ていたことを思い出したのだった…。びっくりするぐらい忘れてた…。

まあ面白かったからいいけど。

でも未見の『極楽特急』とか『天国は待ってくれる』見ればよかったなあ。


■鴛鴦歌合戦

市川春代は決して特に美人でも可愛いわけでもない…。

しかし、あのトロそうな喋りかたがこの映画でたまらなく魅力的になっている!!

個人的にはディック・ミネの殿様が好き。うたうめえ!さすが

あと志村喬って柴咲コウに似てるよね。


■フレンチ・カンカン

「鴛鴦~」がオペレッタだったのでチョイス。

なんか楽し~い明るい気持ちになるかなと思って見始めたら…号泣…!!!

溜めて溜めて、最後に明るくパーッと終わる…そんな映画にむちゃくちゃ弱い…。

あの舞台裏でさ、自分も足をあげちゃったりなんかしてるジャン・ギャバンが堪らなく愛しい!!!!

ファザコン(自分の父親はまったく好きではないが)にとってジャン・ギャバンはもうたまらんね。何でジャン・ギャバンが自分の父親ではないのかと母親を恨んだ…。

ってかこれは最低でもフィルムセンターで見るべきだった!ああも~音超割れてたし!


■ジュデックス

ファントマのオマージュらしいが上品過ぎて退屈…。

ファントマのほうが好きだな。


■斬る

KIHACHIではなく、三隅のほう。

いやあこれはスンバラシイ!!!!今まで見た時代物の中で一番好き。

西部劇とか時代劇とか「ザ・男の美学」に興味がないのでついつい点が辛くなるのだが(暴力シーンは好き)、こんなに美しい時代劇見たこと無い。

カメラとか美術とか、ハッとするくらい美しい。出だしも超!!!カッコイイし。

あの隣家の親子殺すとこで葉がない木ばっかりなのは戦場跡?飢饉だから?

城で迷うシーンもいいよね。傑作だよこれ。